福岡で美容室店舗・テナントの賃貸・面貸し – 天神・大名地区【2024年最新】

独立して美容室を営業する場合、営業場所を確保する方法が大きく分けて3つあります。

ここではそれぞれの営業場所のメリット・デメリットについて解説・比較していきます。

目次

店舗・テナントを賃貸する場合

賃貸テナントを活用する場合

美容室を開業する場合、まず挙がるのは「店舗・テナントを賃貸契約して開店・営業する」方法があります。

福岡最大の商業地である天神・大名地区では、美容室が営業可能な15坪程度の店舗・テナントで月15万円~23万円ほどの家賃がかかります(2023年7月時点)。

また賃貸店舗テナントの場合、店舗の内外装工事、備品等購入などの初期費用がかかります。

店舗・テナントを賃貸するメリット

  • 自分の好きなように運営できる
    予約状況によって早めに閉店したり、ヘッドスパメニューなどを強化したり、流行や顧客の声をすぐに反映させたり、自分がやりたいように店舗運営ができるのが賃貸店舗テナントを利用して独立するメリットだといえるでしょう。
  • 自分の理想の空間を追求できる
    内装工事やサービス内容等、自分の思い描いている世界観を表現することができます。自分のコンセプトに共感してくれるお客様が付きやすいのもメリットだといえます。
  • 収入を大幅に上げられる可能性がある
    店舗テナントを持ち、従業員を雇い、メニューや企画を実行するとなると、美容師だけでなくもはや経営者となります。日本人の平均年収が443万円に対し美容師の平均年収は約324万円となっており、サラリーマン美容師の給与は低い水準にあります。もし経営者となれば1,000万円以上の年収を獲得できる可能性が出てきます。

店舗・テナントを賃貸するデメリット

  • 内装費・備品の購入などの初期費用がかさむ
    美容室の開店には、一般的に1,000万円~1,200万円ほどかかると言われています。そのような非常に大きなリスクを背負ってスタートせねばなりません。
  • 家賃などの固定費が毎月かさむ
    美容室の店舗テナントを天神などの一等地でオープンすると、高い家賃負担がのしかかります。毎月決まった額の高額な家賃支払いは経営の負担になります。
  • 集客もイチから始める必要がある
    初めのうちはお店の存在に気付いてくれる人は少なく、以前担当していたお客様を連れてくる、駅や商店街などでチラシを配るなどして店の認知をしてもらわないと顧客を掴めません。そのため、軌道に乗るまでの顧客獲得には苦労することも多いでしょう。
  • 美容師のスキル以外にも経営者としてのスキルが必要になる
    独立して店舗テナントを構えれば、サロンワーク以外の経営者としての仕事が必要となります。キャンペーンやイベントなどの広告戦略の立案、売上・利益の管理、従業員の管理など経営に関する業務が増えるため、顧客獲得に成功してもサロンワークで稼ぐ余力を確保することが難しくなります。

美容室から面貸し・ミラーレンタルする場合

面貸しを活用する場合

美容室の空いている席やシャンプー台などを借りて営業する面貸し(ミラーレンタル)する方法もあります。

面貸しの場合、内装工事費や備品等の購入などの初期費用や家賃の支払いがかかりません。福岡での面貸しサロンの相場は月25万円程度となっています。

面貸しを利用するメリット

  • 初期費用を抑えられる
    店舗の内装費や備品の購入が不要なため、1,000万円超はかかると言われる開業費用を大幅に削減できます。
  • 働き方を自分で決められる
    サロンのシフトと無関係に自分でシフトを組めるので、長期間の休みを取りたい方、他の仕事と掛け持ちしたい方などには適しています。
  • サロンからの集客が見込める
    サロンの一角を借りるため、集客は基本的にサロンが行ってくれます。サロンで対応できなくなったお客様を回してもらえることもあります。自分が働いていたサロンで面貸し契約した場合は、既存のお客様に移転の案内などをする必要がなく、お客様が離れずに済みます。

面貸しを利用するデメリット

  • サロンの都合で契約を打ち切られるリスクがある
    面貸しでスペースを借りていても、そのスペースはサロンのものです。従ってサロンが従業員を新たに雇ったので今月までで面貸し契約が打ち切りになる、なんてケースも実際にあります。新たに働ける面貸しのサロンを探している間収入が途絶え、さらにお客様が離れるリスクもあります。
  • サロン側への支払う歩合の割合が高く、手元に入る利益が少なくなることがある
    面貸しの歩合率は売上の40%~60%が相場とされており、売上の半分近くをサロンに支払わなければなりません。そのため手元に残る利益が思ったより少ないかもしれません。働くモチベーションも上がりにくくなるでしょう。

シェアサロンを利用する場合

シェアサロンを活用する場合

最近増えている利用形態がシェアサロンです。

1人、2人でフリーランス美容師として独立したい方など、必要最小限のスペースがあればよい場合には最適です。

広いフロアを多くの美容師に貸し出しているケース、席が開いている時間を他の美容師が使用するケース、不動産を保有する会社が運営するケースがあり、そのため面貸しより賃料が安いことが多いです。

また面貸し同様、設備が最初から用意されているため、初期費用をほとんどかけずに独立開業することができます。

シェアサロンを利用するメリット

  • 初期費用を抑えられる
    店舗テナントの賃貸のように、内装工事やシャンプー台などの設備、備品の購入などが不要です。通常美容室の開店には1,000万円以上の初期投資がかかるので、それが必要ないのはかなりのメリットとなりますし、独立の敷居も低くなります。
  • 働き方を自分で決められる
    シェアサロンでは自分の働きたいタイミングで働けます。空いたスペースに美容師が自由に入るスタイルなので、1人のお客様に対応する2時間だけ、といった使い方も気兼ねなくできます。
  • 自分の理想のメニューを提供できる
    シェアサロンで借りたスペースは自分だけの独立したスペースです。そのため独自のメニューを提供することになります。着付けができる美容師の方などは着付けサービスを提供するなど、自身の強みを活かした独創的なサービス展開が可能です。独自メニューのテストなども気軽に行えます。
  • 天神大名地区という好立地で、家賃負担なく営業できる
    シェアサロンは利用時間分もしくは月額の利用料を支払って利用します。家賃などの支払いは不要です。集客には天神大名周辺のような一等地が便利だけど、一等地に店舗テナントを構えるのは家賃負担が重い…そんな悩みもシェアサロンなら解決できます。
  • 立地が良いこととサロンのネームバリューが使えるため集客に強い
    福岡の天神・大名は九州一の商業地区であり、人の往来が極めて多い地区です。そんな場所に店を構えるシェアサロンならばお客様が通いやすく、顧客獲得・リピート率向上に繋がります。またシェアサロン自体の名前が知られていれば、そのブランド力を利用することも可能です。
  • 面貸しに比べサロンへの支払いが少額であることが多い
    シェアサロンの最大の魅力は歩合のよさです。売上の80%以上が手元に残るため、働くモチベーションも上がります。中には歩合100%のシェアサロンもあります!売上が全て手元に残るシェアサロンは、面貸しよりも高い利益を手にすることができます。

シェアサロンを利用するデメリット

  • 自分での集客も必要になる
    シェアサロン自体も広告宣伝を行いますが、自分の顧客を取るには自分で集客策を実施する必要があります。そのためシェアサロンで働く美容師はSNSなどを駆使して集客しています。シェアサロンによっては集客プランをオプションで提供したり、Hotpepperの高額プランにサロン全体で加入したりするところがあります。そういった支援を受けながらでも集客活動をする必要があります。
  • 一部仕入を自分で行う必要がある
    薬剤などの仕入は自分で行う必要があります。そのため売上だけでなく仕入にも気を配らねばなりません。シェアサロンによっては仕入サービスを提供しているところもあります。
  • スペースが限られていることが多く、多人数体制などの規模拡大が難しい
    借りられるスペースは、店舗テナントの賃貸に比べ多くはできないことがあるので、3人、4人と人員を投入するようになってくるとシェアサロンでの運営が難しくなってきます。但しこういった場合は月額利用契約で広いスペースを借りてしまう手もあります。

まとめ

ここまで独立開業の3つの形態の特徴について解説してきました。それらをまとめたのが以下の表です。

形態コスト集客自由度
賃貸店舗テナント×
面貸し(ミラーレンタル)×
シェアサロン

最初からある程度の数のスタイリストを抱えて、初期投資をかけて多くの集客をしていく方は賃貸テナントを選ぶとよいでしょう。

今働いている(もしくは働いていた)サロンのオーナーが独立を応援してくれている場合、そのサロンのスペースを面貸しで利用すると既存のお客様の混乱を防ぐこともできます。

フリーランス美容師として1人・2人で独立開業したい、初期費用を最小限に抑えたい、働く時間に裁量を持ちたい、集客やサービスメニューに自分なりの工夫を入れたいなど、お考えの方にはシェアサロンの利用がおすすめです。

福岡天神地区は、九州最大の商業地であり集客には最も有利な地域ですが、反面家賃が非常に高く固定費がかさむ上、多くの美容室が林立する美容室激戦区でもあります。

そのため家賃を抑えて集客にも有利なシェアサロンが、フリーランス美容師にとって最適な選択肢となっており、その人気は非常に高まっています。人気の老舗シェアサロンになると予約がいっぱいで入れないといった現象も起きています。

Salon Mall天神大名3号店、Salon Mall今泉1丁目店は、天神大名・今泉地区で新たにオープンしたシェアサロンです。オープンしたてのシェアサロンであるため、今ならまだスペースが確保できます。

また初期費用無料や月額費用を下げる仕組みもあり、費用を抑えて独立開業したいフリーランス美容師にはおすすめです。興味のある方は、以下公式サイトから詳細をチェックしてみてください。

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